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「台所スポンジ」考察 vol.2 [ライフハック]

菌を繁殖させない正しい使い方.jpg

菌を繁殖させない正しい使い方

台所スポンジは、じつは煮沸も漂白剤もNG!

スポンジは、毎日使うキッチンの必需品。洗剤をつけて使うので衛生的な印象がありますが、スポンジで洗ったあと、食べカスなどの汚れが残り、湿ったまま放置すると、栄養、水、湿度と、細菌が増殖する3つの条件がそろいます。

また、細菌の多くは10~45℃、とくに20~37℃でもっとも活性化。人にとって快適な温度は細菌の繁殖にも好都合なんです。

いくら手をきれいに洗って調理をしても、キッチンのスポンジが汚染されていると、食べ物に菌がつくこともあるんです。

菌が繁殖したスポンジを使っていると、O-157やサルモネラ感染症などの病気を引き起こす可能性もあります。

じつは使い方に要注意のスポンジについて、正しいお手入れ法(除菌法)を紹介します。


【記事詳細】
劣化を早めて菌を招く!スポンジのやりがちNG例8つ
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◆NG例その1 熱湯で煮沸する
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多くのスポンジの耐熱温度は90℃。熱湯をかけて除菌するのはOKですが、グラグラと煮沸すると100℃になってしまうため、スポンジが変形するなど、劣化の原因になります。
 
◆NG例その2 漂白剤につける
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漂白剤は除菌効果はあるものの、繊維を傷つけるなどスポンジの劣化を早めてしまいます。とくに、塩素系漂白剤はNG。酸素系漂白剤も塩素系ほど強くはないものの、おすすめはできません。
 
◆NG例その3 食洗機や洗濯機にかける
 
強い水流やほかのものにもまれ、劣化を早める原因に。とくに食洗機に入れるのは、スポンジがヒーターに接触して火事を引き起こす可能性があるので絶対に避けて。
 
◆NG例その4 電子レンジで加熱する
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レンジ加熱できるのは、耐熱温度が140℃以上のものなのでNG。多くのスポンジは90℃までしか対応しておらず、スポンジが変形したり、劣化したりする原因に。
 
◆NG例その5 天日干しする
 
一見、除菌効果がありそうですが、スポンジの素材は紫外線に弱いため、劣化を早める原因に。風通しがよく、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
 
◆NG例その6 ピンチでつまんで干す
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つまんだ部分が乾燥せず、雑菌が繁殖したり、劣化しやすくなることも。つるして干すなら専用のループつきのものにして、風通しのいい場所へ。
 
◆NG例その7 熱湯につけて放置する
 
スポンジの除菌には、75~90℃の熱湯をかけるのがおすすめですが、そのまま放置はNG。すぐに細菌が繁殖しやすい温度帯(20~37℃)に下がってしまうため、即、水で冷やして。
 
◆NG例その8 汚れた部分をカッターで切り落とす
 
汚れ部分だけをカッターで切って使うのは、もってのほか。カッターやハサミで切り口をなめらかに切るのは難しく、凹凸ができて引っかかり、ボロボロになりやすくなります。
 
正しいお手入れ法はコレ!
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まず第一に、使ったあとは汚れや洗剤をよく洗い、水気をきって風通しのよい場所で保管するのが重要。これを守って劣化する前にスポンジを交換していれば、特別なお手入れは必要ありません。とくに雑菌が気になった場合は、以下の除菌法を実践しましょう。
 
(1)1分以上、熱湯にさらす
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耐熱ガラスボウルにスポンジを入れ、やかんで沸かした熱湯を全体にゆっくりとかける。スポンジ全体を75~90℃以上の湯に1分以上さらすようにしましょう。
 
(2)すぐに水で冷まして水気をしっかりきる
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そのまま放置すると雑菌が繁殖しやすい20~37℃に冷めてしまうので、トングなどで湯から出し、すぐに冷たい水をかけて冷ます。その後、水気をよくきって風通しのよい場所で保管して。
 
劣化しているスポンジを使い続けるのも菌の繁殖の引き金になるので、3週間を目安に取り換えましょう。

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