巧みな話術で魅せる [落語・漫才]
↑Click for web site.
【演目】
一席目 「茶の湯」 | |||||
| 【まくら】 ・築地・豊洲問題 ・富山市議会、政務活動費不正請求問題 ・ノーベル賞受賞、「オートファジー」とは ・オリンピック競技になぞらえた小噺集 【内容】 蔵前の旦那が根岸に茶室付きの家を買って、隠居した。せっかくだからと茶の湯を始めるが、作法を知らず、抹茶と間違えて青黄な粉を買って来たが泡立たちが悪いと、更にむくの皮を放り込んで、無理して飲んで「風流だなぁ」と洒落る。三日も経つと腹が下って仕方がない。誰かを呼んで飲ませよう。 店子連中を招待すると、茶の作法を知らずに恥をかくのは嫌だと引っ越の算段。ま、ともかく行ってみようと、口をつけたら不味いのなんの、最後に本物の旨い羊羹で口直し。 その後、近所でも評判になり、飲んだ振りして羊羹を盗るのが流行った。こりゃたまらんと、旦那がイモをすり潰して灯し油を塗ったお菓子を利久饅頭と称して羊羹に代えた。 客人が不味いお茶の後で、お菓子が欲しいと二つ頬張ったらこれが更に不味い、どこかに捨てるところはないかと探し、廊下から隣の菜畑に投げたら百姓の横っ面にべたっと。
【さげ】 なんだ、また茶の湯やってるのか | ||||
仲入り | |||||
「和力」 | |||||
【内容】
【和力(わりき)とは】 加藤木 朗が主催する「和力」(←Click!)は、木村 俊介とともに2001年の発足から伝承されてきた行事や音楽、祭り芸能をいかに舞台表現として確立させるかの可能性を模索してきたグループ。 2005年から小野 越郎が加わり、伝統芸能として発展させ国内外で発表している。 | |||||
二席目 「帯久」 | |||||
| 【まくら】 ・なし 【内容】 帯久こと帯屋久七(おびや きゅうしち)は、大晦日、無利息で借りていた金百両を返済しに和泉屋与兵衛(いずみや よへえ)の店を訪れます。奥に通された帯久は、相手が忙しくて手薄なのを幸い、百両をそのまま持ち帰り、「確かに返した」と白ばっくれます。 それがきっかけなのか、人のいい和泉屋は商売がうまく行かなくなり、しばらくして倒産。与兵衛は分家に身を寄せます。 十年後、与兵衛は、昔の奉公人が苦労しているのを知ります。なんとか店を持たせたいと、帯屋に十両の借金を願いに訪れます。帯久はひどく恩知らずな応対をします。かっとなった与兵衛は火をつけようとして捕まります。 お奉行は事情を調べ上げ、話のきっかけになった例の百両の件をまず裁きます。計略をもって帯久に「まだ返していない」ことを認めさせ、元利合計二百五十両を払うよう命じます。 二百両は即金で払う。でも、残額はなんとかならないか。ケチな帯久はお奉行としぶとく交渉します。結局、一両ずつの五十年払いで手を打ちます。 次は放火の件です。火あぶりの刑を言い渡します。「ただし」とお奉行は条件をつけます。「分割払いの五十両のすべてを与兵衛が受け取ったら処刑する」と申し付けます。 驚いた帯久は、「お恐れながら、五十両もいますぐ与兵衛に返します」とお奉行に申し出ますが却下されます。最後に六十一歳の与兵衛に奉行がたずねます。 「そちは還暦か。本卦がえり(ほんけがえり)じゃな」 「いえ、分家に身を寄せております」。 【さげ(志の輔ver.)】 相手が帯屋であろう、少々きつめに締めておいた。 |
2016-10-07 23:26
コメント(0)
コメント 0