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あなたと、晴れの日。
OKAYAMA


岡山デスティネーションキャンペーン
2022.7.01 Fri~2022.9.30 Fri

たいせつな人を、時を、たいせつだと想う瞬間。
そこに灯るぬくもりを、あなたへ。
岡山デスティネーションキャンペーンの目的地は、「晴れの日」。

キャンペーン期間中、原田マハさんが書き下ろした小説『晴ればれ、岡山ものがたり』を公開。
さらに小説に登場するスポットを巡って、原田さんが自ら語る執筆後記が聴けるチェックインラリーも開催します。

小説を読んで、岡山へ。あなたも、あなただけの物語、晴れの日に出会いにおでかけしませんか?

岡山で青春を過ごした
原田マハさんならではの筆致。
それが無料で読めるんです。是非!


【あらすじ】
晴ればれ、岡山ものがたり
原田マハ著
 
新緑に誘われて.jpg STORY 01   
────── 岡山市内篇   
新緑に誘われて
月曜日の夜。仕事が終わって一人暮らしの部屋に帰り着く。「今日も一日、お疲れさま」と、誰かが声をかけてくれるわけじゃない。電気を灯して、暗い窓の中に浮かび上がった自分に向かってひとりごと。今日もいろいろあったなあ。せやけどまあ、よう頑張ったんちゃう?と、今度は口に出さずに胸の中でつぶやく
 
   STORY 02
   奥津温泉郷篇 
──────
ささしやかな輝き.jpg
ささしやかな輝き
岡山駅で津山線に乗り換えて、約八十分。車窓を流れゆく景色をゆったりと楽しんで、母と私は津山駅に到着した。
バスが来るまで、もう少しだけ時間がある。
「ちょっと待ってて、缶コーヒー買ってくる。それともお茶がいい?」
母に聞かれて、私は答えた。
「私が行ってくるよ。何がいい?」
 
ふたつでひとつ.jpg
STORY 03   
────── 倉敷篇   
ふたつでひとつ
待ち合わせ時間の十分前に、電車が倉敷駅に到着した。
ちょっと早く着きすぎちゃったな。このままホームで待ってから、時間ちょうどに待ち合わせ場所の改札へ行こかな。……じゃなくて、ちょっと遅れて行くくらいでええんちゃう?
地元の京都から新幹線と在来線を乗り継いで、約一時間四十分。初めての倉敷。でもって、初めての彼との旅。
 
   STORY 04
   高梁市篇 ──────
夏に間に合うように.jpg
夏に間に合うように
洗濯したての青いシャツみたいに、ぱりっと晴れ上がった夏空。
その真ん中に、もくもくと入道雲が元気いっぱいに湧き上がっている。太陽も負けじと輝きをぐんぐん増している。
絵に描いたような夏の朝。その風景を車窓に眺めて、私たち家族はこれから始まる夏休みの旅にずっとワクワクしっぱなしだ。

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