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人は瞬時に判断される。だから── [ビジネス・自己啓発]

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仕事ができる人は、3分話せばわかる
浅川 智仁


信頼を勝ち取る「準備・具体性・ストーリー」

なぜ、私たちは人と話し始めてすぐに、
「感じがいい人だな」
「仕事ができそうな人だな」
「信頼できそうだな」
と感じるのでしょうか。

3分で相手を魅了し、相手に認められる人は、何を意識し、どんな思いで、どんな雰囲気を醸し出しているのか。

短時間で好感を持たれ、仕事を成功させていく人の実践を、具体的な質問・トーク・キーフレーズとともに紹介。

◆「場の雰囲気」をガラリと変えるひとこと
◆ これで「聞きたいこと」が次々と出てくる
◆ 相手の「真の目的」を知る質問トーク
◆ 少し「やりすぎ」くらいの演出があるといい
◆「ゴール」にグイグイ近づいていく力 …etc.

そのまま使える効果抜群の〈質問・トーク・キーフレーズ〉満載!


【内容紹介】
できる人は自分より“周囲の人”に関心を持っている
 
 効果的なコミュニケーションの方法が体系的に学べます。一瞬で相手を魅了し、心をつかんで離さないコミュニケーションで、人生を変えることができます。その方法が分かります。話してすぐに「感じがいい人だな」「仕事ができそうだな」「信頼できそうだな」と感じることがあります。相手もそう思っています。

 人は、瞬時に判断されているのです。その人に備わったポテンシャルを。

 それが運命の出会いになることもあります。瞬間が一生を決めることさえあるのです。就職も、社内の評価も同じです。だから瞬間的に相手を魅了できるようになっておくほうがお得です。そのスキルが学べます。

 本書には、わずかな時間で相手の心をつかみ、信頼を勝ち得る具体的なやり方が書かれています。まずは、相手を楽しませる「FOR YOU」が大事だということを説きます。本書はそれを前提に展開されます。

 その上で、具体的な方法が章ごとに解説されています。例えば「場の雰囲気を変えるひとこと」「数字の入った話をする」「相手の真意を知る質問」という具合です。そのまま使える効果抜群の質問、トーク、キーフレーズなどがいろいろと掲載されていて、どれも職場や日常生活ですぐに試してみたくなると思います。

 リモートワークなどで、従来のコミュニケーションがやりにくくなっています。交渉や人間関係の構築も難しくなっています。それでも、他人と壁を作らず、周囲を明るくする基本は変わりません。

 相手を瞬時に魅了し、相手に認められる人になりたいと考える人なら、経営者や幹部社員から、マネジメントクラス、新入社員まで、すべてのビジネスパーソンにオススメします「仕事ができる人は、3分話せばわかる」というと、大げさなようです。でも本当だと思います。
 
自分語りを減らし、周囲の人に関心を持つ重要性
 
 私たちは、相手と話を続けたいか、できるだけ早く切り上げたいか瞬時に決めているものです。決め手はいろいろあります。でも、1つ言えるのは「自分の話ばかりする人はイヤだ」ということです。中には、人の話もすぐに自分の話につなげて、話題を全部持っていく人がいます。

 例えば、本書の例ですが「おいしい中華料理を食べたんだけど」と言ったのに「オレも食べたよ。駅前の店がうまくてね」とか「何食べたの?ギョーザ?オレはシューマイのほうが好きだな」という感じです。

 できる人は「どこのお店?何がおいしかった?」と聞くはずと著者は言います。その通りだと思います。相手は、自分がおいしかった中華料理の話をシェアしたいのです。聞いてほしいのです。ソーシャルメディアでも、よく見かけます。例えばフェイスブックで、人の投稿にコメント欄で自分語りを始める人がいます。そういう人は大体浮いていて恥ずかしいです。気を付けようと思います。

 会社でも、人が集まる会社と辞めていく会社があります。違いは、経営者が社員の話に耳を傾けているかどうかだったりします。指示命令だけで、耳を傾けない経営者がいる会社は人が去ります。

 私もそうならないようにコーチングなどを学びましたが、結局、スキルではないことに気付きました。一番大事なことは、相手に心から関心を持てるかどうかです。相手に関心さえあれば、自然に相手の話を聞きます。相手が興味を持ちそうな話もできるものです。それ以上に、関心があるかどうかは、相手に伝わります。スキルだけ身に付けてもダメなのです。

 立場が変わり役職が上がると、忖度(そんたく)から周りは話を聞いてくれます。それに甘んじて、調子よく自分語りしていると、内心相手は白けているかもしれません。そうなるといずれ人は離れていきます。

 自分語りは、ほどほどにしたいものです。また、人に対する関心を、いつまでも失わないようにしたいものです。それが幸せの秘訣のような気がします。本書を読んで、そのことを強く思いました。

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