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人の心の弱いところを狙う [トピックス]

Emotet.jpg

Emotet(エモテット)

Emotetとは? 広がる危険性といま行うべき対策


東京五輪開催を目前に控えた今、強力に進化したマルウェアの被害が拡大中!

中でも、さまざまなマルウェアの感染・拡散を行う土台となりうるEmotetが猛威を振るっています。

Emotetは感染を広げるため、ユーザーが保存している過去のメールを利用して、悪質なコードを埋め込んだWordファイルを添付して送ります。

そのため受信者は、メールの返事だと勘違いして開封し、さらにはメールに添付されている攻撃コードを含んだWordファイルをクリックしてしまい、結果として感染してしまいます。

このような巧妙な感染の戦略をとっているのです。

通信大手!?の私の社内でも、
Emotet感染によるものと思われる、成りすましメールが確認されています[がく~(落胆した顔)]


Emotet(エモテット)の感染被害拡大中!
Emotetの感染被害について.jpg
 昨年10月以降、国内にてEmotet(エモテット)の感染事例が急増しています。感染経路は主にメールですが、従来のばらまき型とは別に、感染端末から窃取したメールに対する返信の形で、攻撃メールを送信するなど、その手口が巧妙化しています。
 
Emotet(エモテット)の概要
Emotetの概要①.gif
 攻撃者は、企業や組織内関係者を装ったり、既に窃取したメール情報から返信の形で攻撃用メールを送信します。
 メールにはWord・PDFファイルが添付されていたり、Wordファイルをダウンロードするためのリンクが含まれています。メールを受信しただけでは感染しませんが、受信者が、これらのファイルを開き、マクロを有効(コンテンツの有効化等)にしてしまうと、攻撃者側への接続が発生し、最終的にはEmotet(エモテット)がダウンロードされ実行されます。
Emotetの概要②.gif
 感染後のEmotet(エモテット)は、攻撃者側から自身をアップデートさせ、追加機能をダウンロードし、機能を拡張させることもできます。
 また、メール内容・設定情報・各種認証情報を窃取し、攻撃者側に送信します。窃取したメール情報を利用して自身を第三者に送付したり、窃取した認証情報を利用して同一ネットワーク内のコンピュータに自己を拡散させます。
 
Emotet(エモテット)による実被害
 感染端末からメール内容やメールアドレス等の情報が漏えいすることにより、漏えいしたアドレス帳に搭載されていた全てのメールアカウントが、マルウェア拡散メールの発信元になります。一度、漏えいした場合、メール自体の発信を止めることはできません。
 自己拡散機能や拡張機能を持っていることから、不正送金マルウェアやランサムウェアに2次感染するおそれがあります。さらに、感染に気付かず、感染被害が広範囲に及んだ場合、ランサムウェア等のマルウェアによって、感染させられたコンピュータが一斉に機能停止に陥るおそれもあります。
 
Emotet(エモテット)に感染しないために
  矢印.gif 不審なメールのリンクや添付ファイルを開かない
  矢印.gif Wordマクロの自動実行が無効になっていることを確認する。
    (Word→ファイル→オプション→セキュリティセンター→「警告を表示してすべてのマクロを無効にする。」)
エモテットに感染しないために.jpg
  矢印.gif OSを常に最新状態に更新する。
  矢印.gif メール攻撃対策製品を導入する。
 メール本文を表示しただけ、添付文書を保存しただけ、ファイルを開いたがマクロの有効化をクリックしていない(上記マクロ実行無効時のみ)場合は、感染しません。
 
Emotet(エモテット)に感染してしまったら
  矢印.gif 感染の拡大を防ぐため、感染した端末を隔離しましょう。
  矢印.gif
感染した端末が接続していた同一ネットワーク内の端末を確認しましょう。
  矢印.gif
被害を受ける可能性のある者(窃取されたアドレス帳等に搭載されていた者)への注意喚起をしましょう。

詳しくはこちらも(↓Click!)

一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
(マルウェアEmotetの感染に関する注意喚起)

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