軽妙な語りを堪能 [落語・漫才]
【演目】
一席目「権助魚」 ~立川志の麿~ | ||||
【まくら】 大学時代の友人の結婚の話 【内容】 ある商家のおかみさん、旦那がお妾さんを囲っているようで、飯炊きの権助に一円握らせて、旦那のお供をしてお妾の家を突き止めてくれと頼む。 【さげ】 一円じゃねぇ、おら二円で頼まれた。 |
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二席目「ハナコ」 ~立川志の輔~ | ||||
【まくら】 ・2010年、森ノ宮ピロティホール杮落し(9年目) ・ベトナム公演(10年目) ・大迫、半端ないって! 【内容】 偽装をしていないという事をこれでもかと示す温泉旅館の女将と、それに翻弄される3人組の男性客の噺。 脱税疑惑? 従業員との浮気?? はたまた殺人死体遺棄事件??? ※「ハナコ」は、黒毛和牛食べ放題用に用意された牛の名前。 【さげ】 という話ではないということをあらかじめ。 |
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仲入り |
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三席目「大河への道」 ~立川志の輔~ | ||||
【まくら】 ・釈台(講談師)と膝隠し(落語家)の比較 ・京都博物館~ツタンカーメン展~ 【内容】 明日が関係者を集めての大プレゼンテーションという日に、ライター先生が問題発生を告げに来る。幼年時代に予定していた加藤清志郎君がNGになったんだろうか?ワーッ、7年後には清志郎君は子役じゃない~。俺は晩年は西田敏行がいいと思うなあ。でも、江戸時代にしちゃ、栄養状態がよすぎませんかね?? 上司と部下は、どこが問題なのかをあれこれ予想しあう。 ライター先生が到着して詫びることには、伊能はどうしてもドラマにならないのだ。ひたすら4000万歩歩くだけでは、旅番組である。行く先々でおいしいものを食べるのはグルメ番組。そして最大の問題は・・・と、ここで1818年、73歳で病没した伊能忠敬の死を、天文方の高橋景保や、チーム伊能の弟子たちが隠しとおし、地図の完成をめざした際のドラマにうつってゆく。そしてついに地図が完成して、江戸城大広間でお披露目したのが1821年。 将軍はじめ幕府の重鎮たちが居並ぶなか、景保は問い詰められる。伊能忠敬はどこじゃ。ここにござります。御前に・・と、「大日本沿海輿地全図」、3万6000分の1の大図が214枚、21万6000分の1の中図が8枚、43万2000分の1の小図が3枚がズラリ。 圧巻のシーン。でも、主人公の忠敬はいない・・・。 ライターは許しを請うのである。どんなに苦吟しても、忠敬を主人公にはできなかったと。それを聞いたプロジェクト推進役の上司と部下は・・・。 【さげ】 伊能忠敬はドラマに納まるほど小さき人物ではなかった。 |
2018-06-24 19:13
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