ジャッキーに敬意を

Jackie Robinson Day

現地時間で4月15日は、近代野球で黒人選手初のメジャ
ーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンがデビューしたメ
モリアルデー。


全３０球団の選手が背番号「４２」のユニフォームでプレー
しました。

着用したユニホームは後日、公式ページを通じオークショ
ンにかけられ、収益はジャッキー・ロビンソン基金に寄付さ
れるそうです。


【解説】

ジャッキー・ロビンソンは1947年４月15日、ブルックリン・ドジャース（現ロサンゼルス・ドジャース）でメジャーデビューを果たしたが、彼の戦いはわれわれの想像を絶する。 当時のアメリカには肌の色による人種差別が残っていたが、メジャーリーグもロビンソンを追放しようとした。オーナー会議ではドジャースを除く全15球団が、ロビンソンのメジャーでのプレーに猛反発。フィラデルフィア・フィリーズ、セントルイス・カージナルスにいたっては、ロビンソンが出場する試合を放棄する姿勢を示した。 反ロビンソンはチームにも少なくなく、スタンドのファンからは、脅迫と言っても過言ではない罵声がロビンソンに向けられた。 だが、ロビンソンはそんな差別に屈することなく、１年目に新人王を獲得。その後も、ナショナルリーグＭＶＰ、首位打者、盗塁王といったタイトルを獲得し、1962年には殿堂入りを果たした。 また、1999年にはメジャーリーグベースボール・オールセンチュリー・チームで、20世紀を代表する２塁手に選ばれるなど、有色人選手にもメジャーを解放した。 現在、多くの有色人種の選手がメジャーで活躍しているのもロビンソンのおかげだし、わが国のプロ野球界で外国人選手が最も好む背番号は、ロビンソンの42番と言われている。